第2-5章
身体は神域である
しんたいはしんいきである
汝の身体は、汝のものではない。
この地の水と食と光が、汝の形を作っている。
ゆえに身体は、神が宿る器である。
器を粗末にする者に、強い道は歩めない。
日が昇れば起きよ。
日が沈めば静まれ。
これは古い習慣ではない。
天地が人に刻み込んだ、揺るぎない摂理である。
その摂理に逆らう者は、やがて内側から崩れる。
動け。
人の身体は、動くために作られている。
動かぬ身体は、淀んだ川と同じである。
淀んだ川に、清い水は宿らない。
食べ過ぎるな。
腹八分に抑える者の身体は、長く神域であり続ける。
これは我慢ではない。器を守ることである。
自然のものを食え。
この土地で育ったものを食え。
遠くから運ばれ、形を変えられたものより、
近くの土から採れたものの方が、この身体に合っている。
それはこの地の神が、この身体を作ったからである。
身体を鍛えることを恥じるな。
強い身体は、強い道を歩むための基盤である。
精神だけが強く、身体が弱い者は、長く立ち続けられない。