第2-2章
自由と責任
じゆうとせきにん
自由とは、空気のようなものではない。
生まれながらに与えられるものでもない。
自由とは、責任の器に注がれるものである。
器の大きさが、自由の大きさを決める。
小さな責任しか引き受けられぬ者に、大きな自由はない。
これは罰ではない。これは摂理である。
川は、その川床の深さだけ水を湛える。
それと同じことである。
責任とは何か。
自らの言葉に責任を持つことである。
自らの行いの結果を、他に押し付けぬことである。
自らが招いた事態を、自らの手で収めることである。
自由を叫ぶ者よ。
汝はどれだけの責任を引き受けてきたか。
自由を要求する前に、汝は何を引き受けたか。
責任から逃げながら自由を求める者を、この道は認めない。
しかし責任を誠実に引き受けてきた者には、この道は惜しみなく自由を認める。
責任と自由はひとつである。
切り離すことのできない、ひとつの道である。