第3-8章
婚姻の道
こんいんのみち
婚姻とは、二つの命が一つの根を張ることである。
男と女が結ばれるとき、そこに新たな命の可能性が生まれる。
その可能性は、男と女の間にしか生まれない。
これは道が定めたことではない。天地がそのように作ったことである。
ゆえにこの道は、男と女の婚姻を、共同体の根幹と定める。
婚姻は、感情だけで成り立つものではない。
愛は婚姻の入口である。しかし婚姻の本質は、責任である。
互いの分を引き受け、互いの弱さを支え、次の命を育てる。
その責任を引き受ける覚悟が、婚姻である。
夫には夫の分がある。
妻には妻の分がある。
その分は重なりながらも異なり、異なるがゆえに補い合う。
山と川が異なるがゆえに、この地が豊かであるように。
婚姻を軽く扱う者よ。
汝は共同体の根を、軽く扱っている。
次の命を育てる器を、粗末にしている。
婚姻を恐れる者よ。
責任を恐れているのか、それとも相手を見つけられていないのか。
前者であれば、まず器を深めよ。
後者であれば、焦るな。道は循環する。
子を産み育てることは、この道において最も大きな分の一つである。
次の時代に道を継ぐ者を育てることは、共同体への最大の貢献である。