神道記
これは新しい教えではない。
この道は、ずっとそこにあった。
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神は万物に宿る
山に、川に、風に、火に。人の手が触れた道具にも、長く住まいした家にも。
分を尽くせ
己の持ち場を、誠実にまっとうせよ。
自由には責任が伴う
責任なき自由は、ただの身勝手である。
過ちを犯したならば、認めよ
隠すな。そこからやり直せ。
己の身体を敬え
健康を損なうことも、安易に姿形を変えることも、自らを粗末にすることである。
言葉は刃である
一度放たれれば、戻すことはできぬ。
怒りは悪ではない
しかし火と同じく、扱いを誤れば己を焼く。
沈黙は力である
深きものは、静かである。
知ることを恐れるな
ただし、知ることと歩むことは違う。
この地の作法を重んじよ
それは無数の人が積み上げた知恵である。
道は人によって異なる
それでよい。多様さとは、異なる道を歩む者たちが、それぞれの場所に在ることで生まれる。
道が同じ者同士で集え
己の道に他者を引きずり込むな。
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誠実であれ。
そしてこの地の神を、忘れるな。