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第二十四章

この道を歩む者へ 結び

ここまで読んだ者よ。

これは命令ではない。
これは脅しでもない。
この道は、汝を縛るために書かれたものではない。

この道は、もとからそこにあったものを、言葉にしただけである。

汝はすでに、この道の一部を歩んでいたはずである。
誠実に働いた日がある。
分を尽くそうとした瞬間がある。
誤りを認め、清めようとしたことがある。
それがこの道である。

この道は、完璧を求めない。
完璧な者など、どこにもいない。
この道が求めるのは、ただ一つである。

また歩き出すことである。

転んでもいい。
外れてもいい。
誤ってもいい。
ただ、そこに座り込むな。
清めて、けじめをつけて、また歩け。

この道には終わりがない。
山の向こうに山があるように、
道の先にまた道がある。

それでいい。

道とは、歩むことそのものである。
辿り着く場所ではなく、歩み続けることが、道である。

この地に生きる者よ。
この土を踏みしめよ。
この風を感じよ。
この水を飲め。

汝の足の下に、神がいる。
汝の周りに、神がいる。
汝の中にも、神がいる。

その神と共に、歩め。

それがこの道の、すべてである。